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BGP(Border Gateway Protocol)は、EGPで使用される一般的なルーティングプロトコルです。

 

AS番号を使った管理

BGPが動作するルータはAS番号で管理されています。

AS番号	用途	説明
0	予約
1～64511	グローバルAS番号	インターネットで一意のAS番号。ISP、DC事業者などの組織に割り当てられている。
64512～65534	プライベートAS番号	組織内で自由に使用できるAS番号。
65535	予約

 

パスベクタ型のルーティングプロトコル

 

BGPピア

• BGPスピーカはAS間でBGPピアを確立します。→EBGP
• AS内部でもBGPの情報交換のためにBGPピアを確立します。→IBGP
• ルートリフレクションを使えばピア数を減らすことができます。AS内でルートリフレクタとなるBGPスピーカを決め、各BGPスピーカはルートリフレクタとだけピアを確立します。
• IXを介したピアリングをパブリックピアリング、AS間で直接行うピアリングをプライベートピアリングといいます。

 

ASパスリスト

• ASパスリストとは、パケットが目的のネットワークに到達するまでに通過するAS番号のリストです。
• BGPでは、基本的に経由するASの数が少ないルートを選択します。
• ASパスリストのような経路リストで制御するプロトコルをパスベクタ型と呼びます。
• 限定的ですが、通過するASを選択したり指定したりできます。→ポリシールーティング
• パスベクタ型ではループを検出しやすく、無限カウントなどの問題が起きません。

 

ASパスリストの配送

• ASパスリストは隣のASから伝わります。
• ASパスリストに自分のAS番号を追加して、隣のASに配送します。

AS1では次のようなASパスリストが作成されます。

通常は経由するASの少ない、上のルートが選択されます。

令和元年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5